一言で「見た目」というのは簡単だが、「見た目」に抱く評価は見る人によって違いがある。気になるのは若い女性から見た「オトコの見た目」だ。今回はキャバクラで働く女性18人に「話が面白い」「ノリがいい」といった言語によるコミュニケーション要素を除いた、あくまでも「見た目」についてアンケート調査をしてみた。
「銀座のクラブだとお客様のほとんどが常連や紹介ですから、女の子たちも『見た目』以前に、『会社名』や『肩書』という情報を意識せざるをえませんから、ウチのようなカジュアルなお店のほうがストレートな回答が期待できると思いますよ」と言うのは、ご協力していただいた中目黒「IRIS」の片山紀久店長。
彼女たちは、ほとんどが昼間は学生やOLといった、いわゆる、「フツーの女子」である。その「フツーの女子」の3分の2が『自分は男性を見る目がある』(Q1)と答えている。では、男を見る目を持った彼女たちは男性のどのへんをチェックしているのだろうか?『第一印象で好印象を与える要素は?』(Q2)という問いには、半数近くが『顔立ち』と答えている。やはり、第一印象は顔なのだ。といっても、この場合「イケメン」という意味ではなく、その人の性格や人生が表れる情報としての顔と考えていいようだ。
顔の次に多かったのが『雰囲気』という答え。漠然と雰囲気といわれてもよくわからない。「いい雰囲気」はどんなところに表れるのか?『好印象を抱くポイントは?』(Q5)という問いには、8割近くが『話し方』と答えた。『声』『表情』もそれぞれ6割、4割との結果となり、フリーアンサーでも「渋い声に惹かれる」「笑顔に品があるか」との回答が目立った。予想以上に多かったのが『飲み方・食べ方』。女性にとっては、飲み方・食べ方も初対面の男性の情報を読み取るポイントになっているのは知っておきたいところ。『イケメンでないのにモテる男性とは?』(Q4)との問いでは、『清潔』『センスがいい』『リッチそう』という回答がそれぞれ3割を占めた。ちなみに「大企業に勤務」の回答はゼロ。『清潔』『センス』『リッチそう』。これが重要な3本の矢なのだ。