藤川さんがガイド
【サラリーマンコース】不動産投資で1億円を目指せ!

▼定年後の人生を考えて目標を見直すこと

40代までは攻めの投資でしたが、50代になると様子が少し違ってきます。金持ちサイクルが3巡目、4巡目に入って資産が積み上がってくると、自分の稼ぎから貯蓄に回す金額より、運用収益のほうが大きくなってきます。これはいい傾向ですが、順調なゆえにリスクを恐れて守りに入りがちになるのです。もちろん守りに入ること自体は悪いことではありません。元金が大きいと、市場が少し動いただけで数百万円の損失になることもあります。そうした精神的負担から逃れるために、リスクが比較的小さい国債や社債などにポートフォリオを入れ替える手もあります。

ただ、1億円という目標を掲げるなら、50代でもある程度のリスクは取っていく必要があるでしょう。最終的な目標額の見直しも含め、そこは自分で判断しなければいけません。

運用収益が大きくなってきたら、会社を辞めて起業するという選択肢もあります。私は起業するよりサラリーマンのまま集中投資したほうがリスクは低いと言いましたが、投資がうまくいきお金の心配がなくなったら、起業も視野に入れるべきだと考えます。サラリーマン生活は60歳で終わりですが、その後も人生は続きます。社会との接点を持ち続けるために、生きがいのためにも仕事を続けたほうがいい。それには起業して自分の好きなことをするのが一番。50代をその準備期間として活用するのもいいでしょう。

本田 健(ほんだ・けん)
経営コンサルティング、会計事務所など複数の会社を経営する「お金の専門家」。主な著書に『ユダヤ人大富豪の教え』『20代にしておきたい17のこと』など。最新刊は、『人生を変えるメンターと出会う法』。
藤川 太(ふじかわ・ふとし)
ファイナンシャルプランナー。「家計の見直し相談センター」の看板相談員。教育費と老後資金の危機を憂える著書『やっぱりサラリーマンは2度破産する』や『1億円貯める人のお金の習慣』が好評。