金融危機以降、大きくは増えていない日本のお金持ち。だがその中身は変わった。富裕層研究の第一人者たちが彼らの素顔を明らかにする。

見直されるオーナー企業

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事業継承の相談は増えているが、現段階では親族継承が中心

超富裕層が営む事業は多くの場合、資本と経営が一致したオーナー企業の形態をとる。経営トップは代々、世襲である。

「ファミリー・ビジネスとか世襲のオーナー企業というと、現在の日本ではネガティブにとらえられることが多いのですが、実は資本と経営が分離しすぎた大企業型のガバナンスよりも、パフォーマンスに優れている例が多いんです。問題点もありますが、オーナー型の経営はメリットのほうが大きい」