経営者である垣内社長が私を紹介してくださるのが本欄の趣旨だそうだが、ミライロ上場(2025年3月24日)の余韻冷めやらぬ中でもあり、今回ばかりは私から垣内社長をご紹介させていただきたい。障害を価値に変える(「バリアバリュー」)という逆転の発想を掲げて登場したこの革命児との出会いは、レオス・キャピタルワークスの藤野英人社長のご紹介によるものであった。今では僕が主宰する勉強会のメンバーにもなっていただいている。麻生太郎元首相など政界にも垣内社長のファンは多い。人々の共感が、上場初日、買いが殺到して初値がつかないという事態を引き起こした。それはミライロ応援団の層の厚さを物語っている。
あまり知られていないことだが、日本はバリアフリーの先進国だ。パリのパラリンピックの際、日本チームの先導役として入場行進された垣内社長だが、彼の地での不便さは想像以上だったという。上場は通過点にすぎないと語る垣内社長の目は、すでに世界に向いている。世界を見渡すと、法整備の結果、障害者が企業を訴えるケースが増加し、障害者に寄り添っていこうという機運はいまだ醸成されていない。西武鉄道など、企業と良好な関係をつくってきた垣内社長のノウハウが生きる余地は十分にあるだろう。多様な方への向き合い方を学ぶ「ユニバーサルマナー検定」を広めてきたミライロだが、今回の上場を機に、ユニバーサルに活躍する“未来の路”がはっきりと見えてきた気がしてならない。(北)
※本稿は、雑誌『プレジデント』(2025年5月30日号)の一部を再編集したものです。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
- 広告最小化で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント
検索時にプレジデントオンラインに関連する記事が表示されます




