AIに任せられる仕事の「5つの条件」
AIが得意なのは、毎回似た手順で進む仕事です。例えば週報作成であれば、今週の数字を確認する、前週との差分を見る、特に変化の大きい項目を整理する、報告文にまとめるという流れがあります。
会議準備であれば、前回の議事録を確認する、未決事項を洗い出す、今回議論すべき論点を整理する、という流れになります。
こうした作業は、手順や確認項目が比較的明確なため、AIに依頼しやすい業務です。一方で、AIは何もないところから業務判断を生み出すものではありません。そのため、元データや議事録などの入力資料が存在することも重要な条件です。
また、箇条書き、表、報告書、メールの下書きなど、出力形式を指定できることも重要です。さらに、「前週から大きく変化した数字を優先する」「期限が近い案件を目立たせる」といった判断基準を言葉で説明できると、より安定した結果を得やすくなります。
条件をまとめると、次のようになります。
条件
毎回似た流れで進む
入力資料がある
出力形式が決まっている
判断基準を言語化できる
人間の確認を入れられる
内容
作業の順番を説明できる
元データ、議事録、メール、メモなどを渡せる
箇条書き、表、報告文、返信案などの形を指定できる
何を優先するか、何を除外するかを説明できる
AIの出力を確認してから使える
まずは仕事を「小さな作業」に分解する
AI活用を考えるときは、業務全体をそのまま渡すのではなく、小さな作業に分解して考えることが重要です。「会議準備」という仕事には、前述したように前回の議事録を読むなどの一連の作業があります。この中でAIが得意なのは、資料を読む、情報を分類する、要点をまとめる、下書きを作るといった作業です。
例えば、毎週の営業レポート作成をAIに整理させる場合、単に「週次レポート作成を分けてください」と頼むだけでは不十分です。どの資料を使うのか、何を成果物にするのか、どの判断を人間が持つのかまで書いておくと、AIは作業を分けやすくなります。
一方で、どの論点を優先するか、誰にどこまで共有するか、どのように合意形成を進めるか、といった判断は、人間が担う必要があります。AIは判断材料を整理する役割を担当し、最終的な意思決定は人間が行います。


