友人も恋人もいないのでスマホは不要
「これまでは親から月5万円の支援があったけど、それも3カ月前から半分の2万5000円に減らされました。父が定年退職して再雇用で引き続き働いているけど、収入は半分より少し多いという程度になったので、今まで通りの仕送りは困難だと言われました。常識的に考えたら、なんで30歳過ぎた息子に仕送りするんだという感じですよね。本当なら、こちらの方から父の日なり母の日なりにお小遣いでも送らなきゃならないんだから」
こういう事情で現在の生活費は、アルバイト代と合わせて最大でも15万5000円。虎の子の預貯金には手を付けないでいるので、東京都の単身者の生活保護費より少しだけ上という水準で暮らしていることになる。
「家賃と水道光熱費で6万5000円前後、国民健康保険の支払いもあるので生活費として使えるのは7万円ほどですね」
病気になったとき無保険では困るので国民健康保険には加入しているが、国民年金は保険料が払えないので全額免除の手続きをしてある。
「とにかくお金を使わないことに腐心している。今は携帯電話、スマホは生活必需品だけど持っていません。そもそも連絡する友人や恋人もいませんから」
糖尿病の心配もない質素すぎる食生活
30歳を過ぎていたら生命保険や疾病保険に入っていることも多いが、そういうものにも未加入、もしものことがあっても何の保証もない。
「今の困り事は近所の銭湯が閉店しちゃったことです。別のところに通っているけど踏切と大通りの信号待ちに引っ掛かったら片道15分以上も歩く。冬場はのぼせるくらい湯船で温まっても、アパートに帰る頃には冷めちゃって寒いくらいです」
食生活も質素を通り越している。昨日食べたものはというと、朝はまとめ炊きして冷凍庫に入れてあるご飯を解凍し、お湯で溶いたインスタントみそ汁をぶっかけたものと炒り卵。アルバイトに行く前にトースト2枚にスライスチーズを1枚と玉ねぎのスライスをちょっとはさんだサンドウィッチ。夕食はアルバイト帰りに最寄り駅地下のスーパーで半額処分になっていた鶏のから揚げ弁当。これだけだ。
「まあ、食いすぎで糖尿病になる心配はないでしょうね」

