生き残れる人の特徴
AIは有能な道具だ。だが、それを「賢く使う」には、「問う力が求められる」と海原氏は強調する。
例えばAIにライブのフライヤー(チラシ)を作ってもらうとしよう。
「単に『フライヤーを作って』というプロンプト(指示)では、先の企画書のように、ありきたりの綺麗なものしか作れません。しかし、そこに来てほしい人のターゲット(どんなジャンルの音楽が好きか、年代など)を細かく指示し、また『来てよかった』と感じられるライブにするためにしている自分なりの工夫を入れて作成を依頼する、というプロセスではじめて効果的なフライヤーができるのです」
まとめると、AIが登場する前はスピーディに情報を集め、それを処理する力をもつ人が仕事ができる人だった。
AIが登場し、「AIに聞けばいい」という選択肢が常に存在する今、生き残れる人の特徴は――。
「AIへの問いを設定する時や、AIの答えを見た直後、結論を採用する直前、違和感を覚えた時に“立ち止まれる”人です。立ち止まる時間は、速度を落とすためではなく、方向を確かめるために必要なもの。AIの答えを丸受けしない、AIにすぐに頼らない姿勢も大切でしょう」
AIは「その他の可能性」を教えてくれる存在だ。「教えてほしい」というプロンプトを与えれば、その解答をくれる。だが逆にいうと、そもそも最初の「問う力」、答えをもらった時に「疑問に思う力」がなければAIを仕事に活かせないということだ。
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