お酒の種類と健康に与える影響

最後に、お酒の種類について。たまに「ビール、日本酒、ハイボール、ワインのどれがマシですか」などと聞かれることがあります。基本的には何を飲むかよりも、どれだけアルコールを摂取するかのほうが大事です。好きなものを飲めばいいでしょう。

ただし、血糖値が高い場合、甘い梅酒や加糖されたチューハイは避け、糖質の少ない蒸留酒を無糖で飲むほうがいいでしょう。ただ、糖質ゼロでもアルコールがゼロになるわけではなく、アルコール由来のエネルギーも発がん性も残ります。また、肝臓病や高尿酸血症の有無、服用している薬などによっても注意点は変わるので、心配な場合は主治医に相談してください。

ビールのあとに日本酒、そのあとにワインと、お酒の種類を変える「ちゃんぽん」も、それ自体によって特別な毒が生じるわけではありません。問題は、味が変わると酒が進みやすくなり、自分がどれだけ飲んだのか分からなくなることです。健康への影響を考えるなら、糖質や「ちゃんぽん」を気にする前に、純アルコールの総量を確認するべきです。

計算式は「飲んだ量(ml)×アルコール度数(%)÷100×0.8」です。お酒の種類や銘柄よりも、まずこの数字を見ましょう。

結局、いちばん重要なのは飲酒量のコントロールです。だから私は、週に2日は休肝日をつくり、ノンアルコール飲料を適宜利用し、お酒の合間に水を飲むなどの工夫で、飲酒の総量を減らしています。よかったら、やってみてください。

【図表1】さまざまなお酒に含まれる純アルコールの量
1ドリンクは、純アルコール20g。純アルコール換算は1g未満、ドリンク換算は0.1未満、ビール館さんは10ml未満は四捨五入。(厚生労働省「健康日本21アクション支援システム」より)

検索時にプレジデントオンラインに関連する記事が表示されます

【関連記事】
"ヨボヨボ化"を進めるのはラーメンでもパスタでもない…血管・歯・腎臓を同時に壊す「最悪の麺」の正体
日本人に突出して多いのはA型だが韓国は全く異なるのはなぜか…"血液型に刻まれた人類の進化と適応の歴史"
「家の近所を歩く」よりずっと効果的…精神科医「ウォーキング効果を最大限に引き出す」とっておきの場所
パカッと開けて週に1、2個食べるだけ…がん専門医が勧める「大腸がんを予防するオメガ脂肪酸たっぷり食品」
台所を見れば認知症の予兆がわかる…介護のプロが断言「物忘れ」よりも早く気づける"食卓の異変"