マイナビ転職の調査(※)によると、週休3日を経験したことがない人の過半数が「(週休3日で)収入が減りそう」とイメージしています。ところが同じ調査で、実際に週休3日で働く人の半数が「収入が上がった」と回答。イメージとリアルの間には、大きなギャップがあるようです。
なぜ休みが増えて収入が上がるのか。そもそも週休3日の働き方とはどのようなものか。そして、私たちが週休3日の働き方を手に入れるには何が必要なのか。
長らくこの働き方を実践し、週休3日の社会浸透を事業とする株式会社週休3日の代表・永井宏明さんに伺いました。
● 週休3日で収入が上がるワケ
● 週休3日の定義は組織によって曖昧
● 休みにくい職場で休みやすい環境を手に入れるには
● 週休3日を「選ばない方がいい人」の特徴
● 週休3日でキャリアを成長させられる人の特徴
株式会社週休3日 代表取締役。印刷・広告代理店営業、Webコンサルタント、総務人事を経て、介護施設の施設長を8年務める。2016年に株式会社週休3日を設立し、医療介護福祉を中心に採用人事をサポートする。共働きで子ども4人を育てつつ、演劇チームを主催して20年以上活動中。
週休3日で収入が上がるワケ
まずは週休3日と収入の関係について、アンケート調査で浮き彫りとなった未経験者と経験者の間のイメージギャップに迫ってみましょう。永井さんは、週休3日で収入が上がる背景として、大きく2つのケースを指摘します。
「調査結果にもありますが、まず考えられるのは副業でしょうね。増えた休みを副業にあてた結果、総収入が上がったケースだと思います。今はいろいろな企業が副業を解禁していますから。
ちなみに当社の独自アンケートだと『週休3日の正社員を選択する場合、プラス1日の休みをどう使いたいか』を聞いたところ、一番多いのは『趣味』で約70%ですが、『副業』も30%いました。これは5年ほど前のデータなので、現在はもっと増えているはずです」
そして二つ目が、週休3日で働ける企業に転職して給与が上がったケース。永井さんによると、その背景には「地域による人材不足の差」があることも少なくないといいます。
「薬剤師という職種を例に考えてみましょう。現在、関東エリアの薬剤師は人材が比較的足りている状態ですが、地方では不足しています。すると、関東で働くよりも地方で週休3日になったほうが給与が上がるケースがあるんです。
例えば東京の調剤薬局で第二新卒の年収が400万円ほどだとします。一方、地方には夕方からラストまで働ける薬剤師や土曜に勤務できる薬剤師がいない薬局も多く、そういうところでは週休3日でも第二新卒なら年収420万円前後出ることもあります。職種や業種によっては、東京より地方の方が休みの数も給与も多いケースがある、というのは覚えておいてもいいかもしれません」
永井さんの話から見えてきたのは、「週休3日だから収入が上がる」のではなく、「生まれた時間をどう活用するか」で収入が変わるという点。
週休3日そのものを目的にするのではなく、その時間をどう使うかが収入アップのカギになると言えそうです。
週休3日で収入を上げるための方法
● 副業で新たな収入源をつくる
● 資格取得やリスキリングに取り組む
● 人材不足の地域や業界へ転職する





