動画の見方5段階でわかる脳の元気度

右端の不安な状態5、左端の元気な状態1として、動画視聴の「How(どのように)」を観察すると、こうなります。

5:自動再生に任せて流し見しながら、不快な動画のみスキップする
4:興味はないけど、目新しい情報を流す
3:特定のコンテンツを追いかけて見る
2:考察動画で自分は気づかなかった作業の意味を得る
1:「○○をやってみた」という体験動画で他人の探索行動を見る

脳が元気になってくると、未来への探索行動のヒントを得るコンテンツを選ぶようになります。一口に動画視聴といっても、本人の中ではその都度意味が変わり、意味の変化を長いスパンで追ってみると、脳が着実に元気になっていく様子がわかります。

避難作業を否定せず、その意味を観察する

避難作業は、不確実な未来を歩むためのタイムアウトの役割を担っています。タイムアウトを経れば、新たな推理で流れを変えることができます。

ところが、避難作業を「怠け」「堕落」として無理やりやめようとしてしまうと、悪い流れを変えることができません。

たとえ避難作業を無理やり制限できたとしても別の避難作業が姿を現します。

動画を制限したら袋菓子を絶え間なく食べるようになる。間食を我慢すると衝動買いをし始める、というように避難作業が変わるだけで避難も中途半端になってしまいます。

ラップトップコンピュータで映画を見ながらポテトチップスを食べる女性
写真=iStock.com/Farknot_Architect
※写真はイメージです

「無理やり制限する」のは、試合当初の作戦がうまくいっていないのにそれを認めず、タイムアウトを取らずに悪い流れのまま試合を続けるようなものです。悪い流れで現実の生活に戻っても、同じ振る舞いをして同じトラブルが起こるだけです。

新しい作戦で臨むには、タイムアウトで予測作業を休止することが必要なのです。

これは、プレイヤーである脳の問題ではなく、監督であるあなたの手腕の問題です。適切にタイムアウトを取って流れを変える。これは、監督の腕の見せ所です。現在の避難作業を否定することをやめて、その意味を観察すれば脳の元気度がわかります。

まだ不安が強いときは日常生活で慣れないことをするのは避けて、エネルギーを溜めましょう。元気になってきていれば、「次はこんなやり方にしてみようかな」と新しい予測が湧いてくるので、それを実行してみましょう。

そうすれば、タイムアウト後の行動が変わり、先行きが見えてきます。