1つ1つ「できた」体験を積み重ねる

「疲れているからゴミ出しはあとで」「時間がないから銀行に行くのは明日に」などと、必要なことを先延ばしにしてしまう時、何かと理由をつけていませんか? 実はこの時、矛盾した認知が起こっています。

ゴミ出しも銀行に行くのも「やったほうがいい」のはわかっているのに、同時に、やると疲れるから、行く時間がないから「やらないほうがいい」と思ってしまう。そして、多くの人は「やらない」選択をして、「やる・やらない」の矛盾をなくそうとします。

ただ、やらないわけにはいかないので、次の方法を試してみてください。

●「5秒ルール」で動く

「やらないほうがいい」理由を考えてしまう前に、「5、4、3、2、1」とカウントダウンして、5秒以内に動き始めましょう。物理法則と同じで、動き出す時はエネルギーを使いますが、あとは小さい力で動き続けることができます。

和田秀樹『80歳から始めてよかった100のこと』(永岡書店)
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●できることから先にやる

やることの優先順位はさておき、まずは「できること」から取りかかりましょう。わりと簡単にできることや時間のかからないこと、自分の得意なことから手をつけ、1つ1つ「できた」体験を積み重ねていくと、やる気が続きます。

順々にものごとが片づいていくので、気もラクになってくるでしょう。

年をとると、時間はあっても、どうしても体力や気力が落ちてくるので、疲れやすくなったり、何もしたくなくなったりすることがあるものです。だからこそ、考えるよりも先に行動に移す癖をつけましょう。

「見るまえに跳べ」(ウィスタン・ヒュー・オーデン/詩人)――向こう側に行く必要があるのに、足元を見て崖があったら、跳ぶのをためらうでしょう。前へ進むためには、時に考えるよりも先に、思い切って行動することも大切です。

(初公開日:2026年8月25日)

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