「ラオスの子ども」を詠んだ愛子内親王

皇族が歌を詠むにあたって、その相談役になる御用掛ごようがかりを務める歌人の永田和宏氏は、この歌について、「初めての御歌とは思えないほど完成度が高く、驚きました」と評している(『週刊文春』1月22日号)。永田氏の専門は細胞生物学である。生物学ということで、悠仁親王と関心が重なることが、この高い評価に結びついているのかもしれない。

愛子内親王が今年の歌会始の儀で披露する歌については、前に予想してみた。昨年内親王が経験した出来事の中では、初の海外訪問となったラオスのことが重要なはずで、それが詠まれるであろうと考えたわけである。

実際の歌は、「日本語を学ぶラオスの子どもらの明るき声は教室に満つ」であった。私は、青年海外協力隊が初めて派遣された国がラオスであり、愛子内親王が訪問中に隊員たちと懇談もしているので、その活動に、今年の「明」というお題から、明日への希望を見いだすような歌を詠むのではないかと予想した。けれども、その予想は半分当たり、半分外れた。