「時計」でも「電卓」でもない、意外なカシオのルーツとは?

実はCASIOウオッチリングコレクションの登場に先行して、社内では別のプロジェクトが動いていた。超小型モジュールの開発だ。

同社には、新技術を発表する「新技術委員会」という組織があり、奇遇にも2023年に従来の約10分の1サイズという超小型モジュールのアイデアが提案された。人知れず、カプセルトイのヒットで極小サイズの時計の市場が確かめられ、さらにそれを実現する技術開発も進んでいたのだ。

小島氏によると、水面下で進んでいた技術開発に、カプセルトイの反響を受けて弾みがついた。徐々に開発者たちの間で「指輪サイズで動く時計を実現する」という機運が高まっていったという。