情報収集は新聞ではなくネットで

〈リスク性資産への積極的な投資で蓄財した「いつの間にか富裕層」の声〉

・コロナ前まで海外にいてそれなりにお金を稼ぎました。コロナでガクッと下がったので、そのタイミングでお金もあるし株をやってみようと思いました。また、ビットコインは2017年に10万円ぐらいのときに買いましたが、まだ寝かしている状態です。(40代男性 会社員)

・YouTubeとかを見て情報を仕入れるようにしています。投資をやっている人のYouTubeやSNSを電車の中とかでチラチラと見ていますね。お気に入りの個人投資家のチャンネルを見ることが多いです。それ以外は、ワールドビジネスサテライトとモーニングサテライトは見ていますが、新聞は読んでいません。インターネット中心ですね。(40代 会社員)

退職金を大きく増やしたリタイア世代

3つ目は退職金の運用が成功した60代後半から70代以上の退職者層です。定年退職時に受け取った退職金などのまとまったお金を、昨今の相場上昇によって大きく増やした高齢者層です。金融機関の担当者に運用を任せていたケースも多く見られます。

〈退職金などの資産運用に成功した「いつの間にか富裕層」の声〉
・仕事を辞める直前かその前くらいで、金融機関の担当者と相談して、退職金の一部を外国株にしていました。私自身、特に運用方針はなく、減らなければいいという感じです。結果として、それなりの含み益になっており、金融機関からもリスクを抑えた方がいいと言われ、昨年一部を国債に切り替えました。(70代 無職)

このように、「いつの間にか富裕層」は、持株・企業年金、リスク性資産投資、退職金運用という3つの経路で資産を形成してきたことが分かります。

【図表1】「いつの間にか富裕層」の3類型
出所=『「いつの間にか富裕層」の正体』(日経BP)P74

次に彼らの消費意識や行動をみていきましょう。どのようなことにお金を使っているのでしょうか。