屋内生活の長時間化、紫外線対策、魚離れ…
ビタミンDが不足しやすくなる背景には、「ライフスタイル要因」と「環境要因」があると考えられています。現代人は一年を通じてビタミンD不足のリスクを抱えており、特に秋冬になるとその傾向が一層強まるとされています。
まず、現代人が慢性的に抱えるライフスタイル要因として大きいのが、屋内生活の長時間化です。リモートワークの普及により、通勤時間すら屋外で過ごさなくなった方が増えました。オフィスワーカーの中には、ほぼ一日中室内で過ごすという方も少なくなく、日光を浴びる機会が著しく減少していると指摘されています。
また、美容意識の高まりによる紫外線対策も、ビタミンD不足に影響していると考えられています。日焼け止めは皮膚がんやシミ予防の観点からは重要ですが、その一方でビタミンDの合成を抑制してしまう可能性があります(Holick, 2003)。皮肉にも、健康維持のために行っている紫外線対策が、別の健康リスクにつながっている側面があるのです。
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