映画さながらの脱出劇

【小泉】ロシアには実際に活躍したスパイが多いので、出版物や映画などでもスパイものが多くあります。やはりそれぞれに手に汗握る物語がある。

小泉悠・小谷賢『戦闘国家』(PHP新書)
小泉悠・小谷賢『戦闘国家』(PHP新書)

余談ですが、ソ連のスパイ絡みの出版物では、2025年春に亡命先のイギリスで亡くなったオレグ・ゴルジエフスキーの回顧録(邦訳『KGBの男』中央公論新社)が非常に面白いんです。 

【小谷】冷戦時代、KGB(ソ連国家保安委員会)のエリート諜報員でありながら、英MI6(秘密情報部)に協力していた二重スパイですね。86歳で亡くなったということで、事件性はない(暗殺ではない)と見られています。実際のところはわかりませんが。