これほどあてにならないものはない
しかし大阪府知事の公務の合間をぬって何度も上京した維新の吉村代表が、「これで政治を安定させ、維新が求める大胆な改革を実行できる」と高揚感を隠さず胸を張っているのに対して、自民党内からは、むしろ歯切れの悪い発言が目立つ。
連立協議で合意した12項目のうち、吉村代表が連立の絶対条件だといっていた「国会議員定数の一割削減を臨時国会で実現する」という項目も、調整の結果、「臨時国会に法案を提出し成立を目指す」とトーンダウンさせた。企業団体献金の廃止でも、くどくどとできない理由を並べた上で、「臨時国会中に協議体を設置して、高市総裁の任期中に結論を得る」という最近では例を見ない程の曖昧模糊とした表現に落ち着いている。玉虫色とかすり替えといった範疇を超えた、はっきり言って質の悪い妥協案だ。
普通の政治家なら怒って席を立ってもおかしくないような文言だが、吉村代表は、「ここまで政策実現を約束した首相はいない」とか、「この国を変える覚悟と熱意を感じた」などと、政策の中身よりも、政治指導者としての決意や心意気が大事だと高揚した表情で言い続けている。
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