カレーの本場でカレーを売る

そんな「スパイス大国」に、スパイス料理の代表格、カレーで挑む日本企業がある。

国内外で1400店舗以上を展開し、「世界最大のカレーチェーン店」としてギネス世界記録に認定されたカレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)だ。運営する壱番屋(本社・愛知県一宮市)の浜島俊哉前会長は「カレーの本場インドで挑戦しないまま、世界一と胸を張れるのか?」と社員にげきを飛ばした。

スパイスを販売するインドの市場
写真=iStock.com/SoumenNath
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2019年、三井物産との合弁で進出を果たすと、翌年8月に首都近郊の新興ビジネス街グルガオンにインド1号店を開店した。当時は、世界中を襲ったコロナ禍のまっただ中。それでも、日本で人気のチキンカツや野菜カレーといった定番を持ち込み、さらに、インド製カッテージチーズの「パニール」や、ギョーザに似た「モモ」入りカレーなど、現地の人に愛される独自メニューを次々に開発した。