寝室を共にし、「相愛」の関係にあった

こうした故事は数えきれぬほどある。たとえば漢代の歴代君主の多くは男娼を抱えており、「佞幸ねいこう」とよばれた。

彼らの多くは、オシャレな冠をかぶり、白粉をつけており、「ガチムチ」というよりも、なよなよした印象を受ける。有名な佞幸としては、前漢の哀帝の腕まくらで昼寝をした董賢とうけんがいる。

皇帝の腕まくらで昼寝した男娼・董賢(前23年〜前1年)
皇帝の腕まくらで昼寝した男娼・董賢(前23年〜前1年)(画像=Jin, gu-liang (金古良)/CC-PD-Mark/Wikimedia Commons

また武帝などは宦官も愛したようだ。たとえば李延年は腐刑に処され、のちに宦官として武帝に仕えた人物だが、音楽に優れ、武帝としとねを共にした。