「ラストワンマイル」に無限の可能性
eコマースの成長にトラックドライバー不足や排気ガスによる大気汚染など、物流を取り巻く環境の改善にも、当社が一役買えるのではないかと考えています。
具体的にいうと、当社のキャストが配送のラストワンマイルを引き受けるのです。ラストワンマイルとは、1マイルという意味ではなく、「お客様へ商品を届ける物流の最後の区間」のことです。
キャストはたいてい自分の車で仕事先の店舗に向かいます。その際トランクや座席は空ですから、そこに宅配業者から預かった荷物を積んで店舗の近くの家に届けるのです。
私たちの暮らす社会は決して完璧ではありません。よく目を凝らすといたるところに歪みやひび割れが見つかります。それを直すのが政治や行政の仕事だという意見もありますが、私はそうは思いません。
なんとかしてくれとすべてを人任せにするのではなく、みんなが我が事として取り組まない限り、歪みやひび割れは拡大するばかりではないでしょうか。
社会課題の解決につながる仕事を提供する
私は起業家ですが、何をやればどれだけ儲けられるかといった話にはあまり興味がありません。どんなサービスがあればもっとこの世の中がよくなるのか。私の関心はこの1点にあります。そして、これを追求していくことが、究極的にビジネスの成功にもつながるのだと思っています。
昨日より今日、今日より明日がよくなることを望まない人はいません。つまり、人々がこうなってほしいと願うことは、高きところの水が低き場所に流れ落ちるように、必ず現実のものとなるのです。
もし、働きたい人が働きたいように働ける新たな仕組みを考え出した人が現れたなら、それはこの社会にとって喜ばしいことですから、応援に回るのも辞さないというのが正直なところです。
人々がこうなってほしいと思うことを発見してビジネスにしていくという考え方は、これからも変わらないでしょう。どんどん日本を住みよい国にして、その成功事例を世界に輸出するというのが、これから私が目指すところです。
「働きたい女性が生き生きと働ける社会をつくる」というのがmitoriz創業の所期の目標でした。それがいつしか、「社会課題の解決につながる仕事を提供する」という別の目標へとつながっていきました。
求める人がいる限り、自分たちにそれに応える自信がある限り、事業のアイデアが尽きることはありません。

