面倒なことは後回しにしない

ラウンダー業務の案件が決まると、時間をかけてしつこいくらいクライアントのヒアリング行い、案件ごとのマニュアルもつくります。ここを端折はしょって仕事に入ると、トラブルが起こりがちだからです。

マニュアルには、キャストに余計な問い合わせをさせないという目的もあります。

現場でわからないことがあると、キャストは当社の社員に電話をかけて尋ねるしかありません。もしそれが社員にもわからないことだったら、今度は社員がクライアントの担当者に確認し、さらにそれをキャストに伝えることになります。複数のキャストから同様の問い合わせが入ると、もう通常の業務などやっていられなくなります。

こういう事態に陥るのを回避する方法はただ1つ。キャストから問い合わせが来そうな事項はあらかじめクライアントに質問して答えをもらい、それをマニュアルに反映させておけばいいのです。

自分がわからないことはキャストもわからないのですから、たいていはあとで何人ものキャストから質問されることになります。

面倒なことを後回しにしてしまうと、その後の対応がさらに複雑になり、何倍もの手間や時間がかかることになるのです。

タイムビジネスコンセプト
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楽してスマートに成果を出すのがプロ

私は昔もいまも、目の前に山積みになった仕事に必死の形相で取り組むような働き方はしたくありません。できるだけ楽をしてスマートに働きたいと思っています。

詳細なマニュアルをつくるのもそのためです。そのときは時間がかかっても、それがあればあとでその何倍も、時間が節約できるではありませんか。キャストにしても、早く仕事を終えて家に帰りたいのです。

たとえ時間がかかろうと、マニュアルの充実は不可欠なのです。