優秀な20人の「成果が出る習慣」を徹底分析

スタッフさんが行っているラウンダーの仕事をリスト化して、それぞれを数値で表すためには、まず彼女たちが日々どんな活動をしているかを把握しておかなければなりません。

また、ラウンダーの活動量を数値化して比較するには、基準となる働き方を明確にする必要があります。しかも、それは生産性と直結していなければ意味がありません。

ということは、高いパフォーマンスを上げているスタッフさんに共通するやり方を分析すれば見えてくるはずです。

そこで、当時、優秀とされていたスタッフさん20人がどんな働き方をしているのかを実際にこの目で確認することにしました。私は、何が彼女たちを優秀たらしめているか、そのポイントをひとつも見逃さないよう、朝から晩まで張り付いて調べたのです。

密着してわかった「真実」

彼女たちと最寄り駅で待ち合わせをして、店舗に向かう車に同乗させてもらい、到着までの間はどのような方なのか人となりを伺って、今日のスケジュールやどんな準備をしてきたのかなどを質問しては助手席でメモをとる。

店舗では一緒に仕事を行いながら、かたわらで一挙手一投足をつぶさに観察し、それこそ車の止め方から担当者との会話の内容まで、気がついたことは片っ端から記録していきました。

20人分やると、なぜ彼女たちがほかのスタッフさんの何倍もの仕事をこなし、成果を上げられるのか、その理由が見えてきました。

たとえば、優秀な人は車の止め方からして、すでにほかの人とは違います。

普通の人は管理室のある入り口の近くに駐車します。ところが、私が同行したスタッフさんは、空いているにもかかわらず、わざわざ駐車場のはずれの遠い場所に車を止めます。お客様や配送業者の邪魔にならないよう、あえて不便な場所を選んで車を止めていたのです。