“打ち手”を実行しているのはトヨタと三菱だけ

この状況をいかにして打開するかは、各社の経営戦略次第ということになるが、すでに打ち手を実行しているのは、トヨタ自動車(トヨタ)と三菱自動車工業(三菱自動車)のみである。

トヨタは、7社の中でも関税影響が1兆4000億円と最も高い水準にあるが、原価低減に自信を持っていることから、当初は価格を変更しない意向を示していた。しかし、2025年7月に車両販売価格を平均270ドル(約4万円)引き上げている。