約20年前は圧倒的だったTSUTAYA

2005年度時点の大まかなパワーバランスは、図表1の通りだ。

財務的な数字だと、売り上げはCCCがゲオよりひと回り大きく、収益では倍ぐらいの感じに見える。これはゲオの大半が直営店で構成されているのに対して、CCCがフランチャイズ(FC)制をとっていて、地域の店舗を運営する加盟店の売り上げが含まれていないことに留意せねばならない。

CCCのFCを含めたチェーン全体の売り上げに関する公表データはないのだが、この時点でも推計4000億円ほどの規模があったといわれており、圧倒的なトップシェアであったことは間違いない。後発のゲオはCCCに追い付くため、レンタル価格を安く設定して集客しつつ、出店強化で成長を続けていた。しかし、大都市中心地に大型店を構え、文化的発信地としてのブランドを確立していたCCCに対して、ゲオは郊外の安いレンタルと中古ゲームの店、というイメージしかなかった。