安全性向上に取り組んでいると思いきや

「安全計画2026」を策定した後も、不穏なニュースは後を絶たない。函館線砂川駅で2024年11月、貨物列車の接近中に作業員が線路に立ち入り、安全対策を怠ったことを隠すために虚偽の報告をしていたことが判明した。

また同月内、北海道森町の函館線内で貨物列車脱線事故も発生し、大きく報道された。レールの著しい腐食が脱線の原因の一つで、脱線の起点とみられる現場の踏切では、通常15ミリの厚さがあるレールがわずか3ミリ程度にまで腐食。1メートル以上にわたって破断していたという。

レールは、事故の2カ月前に行われた超音波検査で画像の乱れが見られたにもかかわらず、目視で「異常なし」と判断され、詳細な確認が行われていなかった。過去にも同様の腐食が見過ごされていたことが明らかになり、社内での点検体制に問題があることが露呈した。