「打たせて取るタイプ」の評価

今年MLBに挑戦した投手の中で、小笠原慎之介はメジャー契約ながら2年総額350万ドル(約5.2億円)という低額で入団し、青柳晃洋はマイナー契約だった。これも、SO9、SO/BBに代表される奪三振力、安定感の指標が悪かったからだ。

MLB側がこうした見方を持つに至ったのは、牧田和久(2017年西武からパドレスへ)、有原航平(2020年日本ハムからレンジャーズへ)など、打たせて取るタイプのNPB投手がMLBで実績を上げることができなかったことが大きい。

2024年オフで言えば、広島の九里亜蓮もFA年限を迎え、MLB挑戦の意志があることを表明したが、MLBからは色よいオファーはなかった。彼も上沢などと同様、打たせて取るイニングイーターだった。結局、九里は、オリックスの提示を受け入れて入団した。昨年も今年もローテの一角で活躍しているが、九里の選択は正解だったのではないか。