見過ごされやすい本当の原因
慢性咳嗽の原因として最も多いのが、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎による後鼻漏症候群です。鼻水が喉に流れ落ちることで起こる咳で、朝起きた時に痰がからむ咳が特徴的です。鼻づまりや、においがわからない症状を伴うことが多く、上を向いたり仰向けに寝たりすると悪化します。
咳喘息も日本人に非常に多い原因です。典型的な喘息のような「ゼーゼー、ヒューヒュー」という音はありませんが、咳だけが続きます。季節の変わり目、冷たい空気、運動、ストレスで悪化し、夜間から早朝にかけて症状が強くなるのが特徴です。家族にアレルギー疾患がある人や、子供の頃に喘息があった人は特に注意が必要です。最新の専門ガイドラインでは、喘息性咳嗽という分類に含められています。
さらに、最も見過ごされやすいのが胃食道逆流症による咳です。胃酸の逆流による咳は、胸やけなどの症状がなくても存在することがあります。食後、前屈み、夜間に悪化するのが特徴で、逆流性食道炎の薬だけでは不十分なことが多く、食事指導や生活習慣の見直しが非常に重要となります。
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