NHK「まんが学校」に出演し「漫画の先生」に
ディレクターが突然やなせの家を訪れて、出演を依頼してきたのだが、これも例によって“困った時のやなせさん”だったのだろう。出演を予定していた漫画家がドタキャンして代役が見つからず、困り果てて声をかけてきた。そんな感じだろうか。
番組では漫画の描き方を指導したり、漫画に関するクイズを出題する「漫画の先生」というのが役どころ。しかし、これといった代表作がない無名の漫画家だ。それどころか、最近はまったく漫画を描いていない。そんな自分が漫画の先生というのは、気恥ずかしい。
この番組は3年ほどつづいた。その間に『手のひらを太陽に』が大ヒットし、童謡の作詞を多く手がけるようになった。同じ局内の他番組で、やなせの作詞した歌が放送されることもある。作詞家としてちょっとは知られた存在になっている。だから、
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