これは「悠仁さまの受験を見越した制度」なのか

学校推薦型入試は高校の先生の評価も加味されるが、

「特に悠仁さまのようなお立場であれば、高校側は配慮せざるを得ない。ご本人が希望なされば高校は推薦するでしょうし、大学側にとっても、不合格にするという選択肢はないのです」(精神科医で受験アドバイザーの和田秀樹氏)

さらに、東大の推薦入学は、元々悠仁さんのためにつくられた制度だと、大学受験に詳しいジャーナリストがいうのである。

「学校推薦型選抜が東大に導入されてから9年。この間、募集要項には大きな変化がみられません。つまり当初から悠仁さまの受験を見越した制度であり、だからこそ悠仁さまも小学生の時分から、この推薦入試に焦点を合わせてお好きな活動を続けることができたと言えます」

私は東大とは縁もゆかりもないが、この見方は東大に対して失礼ないい方ではないのか。秋篠宮家が次代の天皇候補を2人抱えているとはいえ、東大に対してそれほどの力があるとは思えないし、東大側も「将来の天皇の出身校」という“勲章”を欲しがる校風ではあるまい。

それはともかく、新潮は、夏休みの過ごし方、秋の園遊会への参加など、大学受験真っ最中のはずの悠仁さんのゆとりのある過ごし方を含めて、ほぼ、東大農学部への推薦入学は決まったも同然だと見ているのである。

文春は「率直に申し上げて“異例の成績”」と報道

一方の文春は、筑附高での悠仁さんの成績は「異例」で、残念ながらとても東大に合格するレベルにはないと見ているのだ。

「小誌は今回、筑附高の関係者から、衝撃的な証言を得た。『じつは高校側は、悠仁さまに頭を悩ませている。(中略)目下の問題は、学業成績についてです。悠仁さまは、率直に申し上げて“異例の成績”なのです』」

さらに件の関係者はこういうのである。

「生物を除いては、文系科目も理数系科目も成績が伸び悩んでおられる。理解力を測るテストの点数が芳しくないと聞いています。筑附高では平均点も非公開で順位も明かされないため、同級生ですら彼の成績を知る生徒は限られる。ただ、この成績だと授業についていくのは難しく、ご本人も苦しい気持ちを抱えておられるのではないか」

要は、とても東大農学部の推薦入学に筑附高として推すレベルではないというのだ。

だが、文春の6月6日号では、筑波大附属高校に通い、悠仁さんと同級生で、彼のことを「ひーくん」と呼ぶ男子生徒A君というのを登場させて、

「ひーくんが東大の学校推薦に選ばれたとしても、別に驚きません」

といわせているのだ。

さらにA君は、「筑波スタディ」という本格的な学術研究の手法を学び、自分で研究論文を書く授業というのがあるそうだが、こう話している。