ミラノでダ・ビンチの名画を見たくなった

イタリア野球連盟の口利きでオリンピック用の練習場、ホテルを押さえギリシャへの移動……と、かなりきついスケジュールだったのですが、ミラノで好奇心に火がついた。近くの修道院に『最後の晩餐』の壁画があるのに気がついたのです。

「最後の晩餐」の絵があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
写真=iStock.com/vdvornyk
「最後の晩餐」の絵があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(※写真はイメージです)

レオナルド・ダ・ビンチの世界の名画ですね。保存のため見学は予約制で一日に何人だかと決められているのですけれど、拝み倒して「一人ならば」と“拝観”のチャンスをもらいました。画集でおなじみとはいっても400年前の壁画ですから、色彩もはっきりしない古色蒼然たるものです。細部は画集のほうがよくわかるような気がしましたけれど、定められている見学時間は15分、「これが本物か」と感激しました。

ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会で撮影された本物の絵画「最後の晩餐」の写真
写真=iStock.com/Peter Chesley
レオナルド・ダ・ヴィンチ画「最後の晩餐」(※写真はイメージです)

好奇心旺盛でいることが「気の若さ」の秘訣

これが倒れる前で、病後はリハビリを積み、歩くのに自信がついた4年目の2008年の春になります。東京・六本木に完成した国立新美術館で大がかりなモディリアーニ(私たちの世代は、モジリアニと言っていました)展があるのを知って、たまらなくなりました。モディリアーニが描くアーモンド型の目と首の長い、一度観たら忘れられない人物像が昔から好きだったのです。内覧会に加えてもらい駆けつけ、150点の作品を堪能しました。