水の摂りすぎが原因の不調・疾患

水の摂りすぎが原因と考えられる不調や疾患は、次のように多岐たきにわたります。

関節痛・頭痛・腰痛などのさまざまな痛み
肩こり
めまい・耳鳴り
動悸どうき・息切れ
不眠・イライラ
中高年の女性に多い不定愁訴ふていしゅうそ
アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎
湿疹・喘息ぜんそくなどのアレルギー疾患
リウマチや膠原病こうげんびょうなどの自己免疫性疾患

また、余分な水分を水疱にして排出する帯状疱疹たいじょうほうしん、内耳のリンパ液が過剰になることによって起こるメニエール病、脈を速くして体温を上げて水分を消費しようとする不整脈や頻脈も同様です。

十分に水分を摂っているはずなのに喉が渇く危険性

逆に、十分に水分を摂っても喉が渇くようであれば、注意が必要です。

石原新菜『体温を1度上げると不調はすべて解消する』(プレジデント社)
石原新菜『体温を1度上げると不調はすべて解消する』(プレジデント社)

これは、体内に水分はあるけれど、ほとんどの水分が胃腸に集まってしまい、必要な部分に届いていない状態です(漢方では、この状態を水毒の症状のひとつ「水の偏在」と捉えます)。

そのために、本能的に体が渇きを覚え、「もっと水を飲みたい」という欲求が起こっているのです。

ところが、いくら水分を摂っても、体がうまく水分を吸収できていないので、喉が渇いているサインは止まりません。

そんなときこそ水分を摂るのをできるだけ控え、体を温めることで、水分を運ぶ血液の流れをよくすることが大切です。