水分の摂りすぎで腎臓がダメージを受けることもある

水の摂りすぎで起こる問題のひとつに、腎臓がダメージを受けてしまうということがあります。腎臓は尿の排出量を調節して、体内の水分量を一定に保つ機能を持っています。

しかし、体が冷えて血行が悪くなると、腎臓の機能が低下して、次のような悪循環におちいる危険性が出てきます。

①水分の排出ができなくなる
②体内に水分が溜まる
③体がさらに冷えてもっと血行が悪くなる
④腎臓の機能がますます低下する
⑤体内にもっと水分が溜まる

もちろん、運動をして汗をかき、摂った水分がそのまま排出されれば問題はありません。でも、現代人が普通に生活をしていて、摂取した水分量と同等の汗をかくほど体を動かすことはまずありません。

暑い夏は「冷たい飲料」の過剰摂取になりやすい

「夏は汗をかくから水分補給が大切だ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。特に近年の猛暑では、熱中症を予防するために水分補給は欠かせないでしょう。

でも、エアコンが完備された室内で、むやみに冷たい水や清涼飲料水を飲んでいたら、それは明らかに水分の摂りすぎ、体の冷やしすぎです。これが夏バテの原因となることも少なくありません。

仮に常温や温かいものでも、飲みすぎればやはり腎臓に負担がかかり、摂り入れた水分量を排泄しきれなくなってしまいます。

頻繁にトイレに行けばいいという考えも、正しくありません。1日に10回以上トイレに行くという方は1回の排泄量が少ない場合が多く、体内に余分な水分が溜まっていることが少なくありません