「多国間協調による為替修正」が予見されるワケ

1 円安と米国の“黙認”

2021年以降、米国の利上げで日米の金利差は拡大。一方、日本は超低金利を維持し続けたことも影響し、資金は円からドルへ流出していきました。

2024〜2025年には、円相場は150〜160円台をうろうろします。米国はインフレ抑制のためドル高を容認してきましたが、輸出企業の不安、貿易赤字、製造業の停滞も顕在化。よって「このままでいいのか?」という疑念が、政策担当者の間でも強まりつつあります。

2 日本の円安容認への海外の不信感

2024年、日銀はついにマイナス金利を解除しましたが、その後の利上げペースはきわめて緩慢。為替市場では「日銀は緩和マインド」と見なされており、円安の流れは続いています。