“点検”してはいけない
岡山大学准教授の中山芳一先生も、監修した著書『3歳までのカンタンおうちあそびレシピ50』(日本能率協会マネジメントセンター)の中で「子どもの思考力を育てるには、開かれた問い=オープンクエスチョンが有効である」と述べています。東大生の親はこれを自然に実践しており、日常のやり取りの中で、思考を促す“問いかけの技術”を活用しているのです。例えば、帰宅後であれば、次のような会話です。
×「宿題やったの?」
○「今日の勉強で、一番面白かったところはどこ?」
○「今日の勉強で、一番面白かったところはどこ?」
このような問い方によって、子どもは自分の内面を見つめ、言葉にしようとします。もっと言えば、ただ「今日の勉強どうだった?」と聞くのではなく、相手の話に紐付けて話をするのです。ベストな問いかけは次のような内容です。
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