あえてマイナーな機種で販売する

斬新な要素も加わった。違う色を連続して消滅させる「連鎖」に成功すると、対戦相手側にプレーを妨害する物体が落ちてくる仕掛けを入れた。「形勢が一気に逆転し、周囲で見守る人も目が離せなくなる」と踏んだ。

社員だったプログラマーの広野隆行さんは「社長は社員のアイデアを否定したり、自分の考えを押しつけたりしない。現場の創造力を信頼し、任せてくれた」と話す。

販売戦略も周到だった。1作目の発売前、社員に告げた。「あえて市場規模の小さい所を狙う」。ゲーム雑誌ではゲーム機種ごとに売り上げ上位のソフト名が掲載されていた。まずは競合相手が少ない機種用に発売し、ランキングの上位に載せてソフトや会社の知名度を高める狙いがあった。