⑧攻撃的な人には「反論」ではなく「相談」する

多くの人がやりとりに使うメールですが、えてしてメールの文章では細かいニュアンスが伝わりません。

和田秀樹『「困ったあの人」に感情的にならない本』(プレジデント社)
和田秀樹『「困ったあの人」に感情的にならない本』(プレジデント社)

相手の表情もわかりませんから、まさに「文面通り」。イヤな感じが強く伝わってくることもあります。

そこに怒りのたねを見つけてしまいます。相手の文章と同じ調子で反論のメールを書いたりすれば、その数倍の反論が待っているかもしれません。

相手の「売り言葉」を買ってはいけません。買ってしまえば、次の「売り言葉」が返ってきます。

そういう相手に対しては、反論するのではなく「相談するかたち」を取ることが、賢い対処法です。「自分はよくわからないから、教えてほしい」と下手したてに出るのです。

「下手」に出ると「上手」になる

たとえば、企画に高飛車なダメ出しをした相手に「いろいろと教えてください。どこをどう直せばいいでしょうか? それをもとに、みんなで話し合えればと思います」と返事をしてみてはどうでしょうか。

すると向こうは悪い気がしないはずです。

高飛車な怒りの感情には、「下手に出る」という技で応じる。それが結果的に、あなたという存在を「上手うわて」にしてくれるのです。