「懐かしくなるもの」はデザインしない
ロングセラーとは、一過性のヒットではない。ブームでも流行でもなく、「日常にしっかり根を張る強さ」が求められる。
「わたしは、『わあ、懐かしい』と言われるものは作らないと決めているんです。理由は懐かしがられるということは、今は見かけないこと、使われていないことの証左のように思うからです。わたしは、ずっと使われ続けて飽きられないものを作りたいのです。懐かしいという言葉は似合わない」
その象徴的な一つが、20年以上売れ続けているという湯のみ「80mm」だ。見た目はシンプルな白い陶器製の湯のみだが、お茶を注いで手に取ると“違い”が分かる。薄い二重構造になっており、手指や唇に熱が伝わりにくくストレスなく飲める工夫が凝らされている。
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