学士号取得者数は3.6%、準学士号は15.9%減少
そして、いつの時代も若者は時代の変化に敏感である。若者の間ではキラキラした学歴の代わりに、高度な技能を身に付けるための職業訓練を重視したコミュニティカレッジなどの人気が高まりつつある。全米学生情報センターによると、2019年から2024年春にかけて、学士号取得者数は3.6%減少し、準学士号取得者数は15.9%減少した。一方、専門学校進学率は同時期に4.6%増加している。
米国の若者は机の前で一日を過ごすホワイトカラー職として一生を過ごすことに疑問を抱いているケースは少なくない。そして、上述の通り、ホワイトカラーの仕事の多くはAIによって代替される可能性があり、実は中長期的な雇用安定の面から考えても限られたエリート層以外にとっては危険な道だと認識され始めている。
熟練工がホワイトカラーの給与を上回ることはザラにあり、建設などの分野を中心として新卒給与などで上回っている例も出てきている。理由は簡単で専門的な技能職は人手不足に陥っているからだ。多くの人々が生活に本当に必要なインフラを現場で支える「手に職」系の仕事を拒否し、オフィスで働く道を選んできた当然の帰結と言えるだろう。
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