最高は1日平均335ドル、最低は平均185ドル。同じ人が同じ仕事をしているのに、なぜ時期によって稼ぎがこんなに違うのか。心理学者の内藤誼人さんは「大学で調査された結果によると、ある職業の女性の収入が月内のタイミングによって大きく異なることがわかった」という――。

※本稿は、内藤誼人『新版 世界最先端の研究が教えるすごい心理学』(総合法令出版)の一部を再編集したものです。

顔を近づけ、男性の肩に手を回す女性
写真=iStock.com/martin-dm
※写真はイメージです

女性が浮気したくなる時期

恋人がいたり結婚したりしている女性は、月に一度、浮気しないように気をつけなければならない期間があります。

「私は、貞節な女の子だから大丈夫」
「私は、絶対に浮気なんてしない」

という女性でも、月に一度、ついフラフラとほかの男性に気を許してしまいそうになる危険なタイミングがあるのです。

それは、月経周期で言うと、「最も妊娠しやすいタイミング」です。イギリスにあるマンチェスター大学のマーク・べリスは、『カンパニー』という雑誌に載せられている、女性の浮気データを分析しました。のべ2708名の浮気の事例を分析したのです。

その結果、彼女たちが浮気するのは、一カ月で最も妊娠しやすい時期に集中していることがわかりました。月経周期で言うと、9日目から14日目に妊娠しやすい時期があり、ピークは12日目なのですが、このときに女性の婚外性交渉(つまりは浮気)の割合がグッと増えていたのです。

妊娠しにくい時期に女性が浮気する確率は、0%からせいぜい1〜2%。ところが、妊娠しやすいピークの12日目には、4%近くに増えていました。

まあ、浮気するといっても4%ですから、大多数の女性は浮気をしないわけですが、数値だけを見れば、妊娠しやすい時期には普段の2倍くらい浮気してしまう確率が高くなるわけです。

ほかの男性の子どもを身ごもってはいけない、まさに最も危険なタイミングで、女性は浮気してしまいやすくなるのですから、これは注意しなければなりません。自分の月経周期がはっきりわかるのであれば、妊娠しやすいタイミングには、自分の気持ちがついフラフラしてしまいそうになることに気をつけましょう。

しかも、実は、妊娠しやすいタイミングの女性は、男性にとってもなぜか「魅力的」に見えてしまうらしいのです。

この時期には、自分では気をつけていても男性のほうから言い寄られることも増えるでしょうから、出来心を起こしたりしないように、なおさら慎重に行動しなければなりません。

ほんの一時の気の迷いによって、大好きな恋人や夫との関係がおかしくならないように注意してください。