時間をかけて育てて配当利回り10%を達成

ですが、私の買値(株価)、すなわち私にとっての(配当利回りを計算するうえでの)元本は変わりません。そして、(配当利回りを計算するうえでの)分子である配当金は大幅に増えているので、その結果、図表1のように、あり得ないような高配当利回りとなっているのです。

【図表】保有中の配当利回り10%前後の銘柄例
筆者作成

すなわち、その10%前後もの配当利回りは、時間をかけて育ててきた「私だけの配当利回り」になるわけで、今すぐに、誰もが享受できるものではありません。