不幸にも東日本大震災が起きてしまった以上、無駄の多い生活を見直す機会だと考えたほうがいいでしょう。原発が正常に動いている状態であれば、さあ節電しましょうと言っても、誰が言うことを聞くでしょうか。こういう状況になって初めて、私たちは原発抜きでどうしていくかを真剣に考える、今そういう時が来ています。
節約とはケチケチにあらず
作家 林望氏
僕は、歩く合理主義を自任しておりまして、合理的じゃないことはやりたくない。そのためにまず最悪のところから考える。もし最悪のことが起こったらどうするか?「人生にはどんなことでも起こりうる」というのが僕の信念ですから。例えば美術品や骨董品を持っていたとしても、震災で焼けてしまったらそれきりです。不動産も東京に投資のためのマンションを3つも4つも所有していても、直下型の地震がきて東京が火の海になったら、一瞬にしてパーになります。
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