成功しつつある日本の工場誘致

先進諸国の需要が飽和してきた中で、なぜサプライサイド経済学に再び光が当たっているか。それは、人々の需要が飽和していて買い替えにしか需要がなくなってきたからです。既存の物を買い替えて回すしかない。豊かになりきった社会の次なる経済として、成熟した国からは、供給側からプッシュして雇用を生み出し、引き上げようとする理論が出てくるのが自然です。

例えば、工場誘致は賃上げにつながります。製造業だけにとどめず、幅広い産業を国内で作る方向にしていくと、人口が1億を下回っても、全員が豊かで食べられるという社会にしていけるでしょう。

日本も、供給力アップのために国内の工場誘致を進めています。地元の中小企業と消費者との関係や家賃上昇、賃上げなど問題はいくつかありますが、サプライサイドは調子よく動いています。日本の経済が浮揚しそうに見える理由は、このようなモノづくり国の復活にもあります。