スマートフォンを手放せない子供は多い。東大生ライターの布施川天馬さんは「受験生にとってスマホは大敵だ。時間を奪い、成績が下がる。特に、あのSNSアプリだけは絶対に入れてはいけない」という――。
東大生はスマホをどう受験勉強に活用したか
受験生にとって、スマホは友であり大敵でもあります。うまく使えば、あらゆる情報を集める便利なツールとなりますが、「少しだけ休憩を」と触り始めたが最後、ショート動画やネット記事などを渡り歩いて、気が付いたら数時間経過していた――なんてことはよくあることです。
いまの受験生は、昔よりも恵まれた部分もある反面、強い誘惑が増えた分、心を強く持つ必要性が高まっているように感じます。
スマホが当たり前になったことで、勉強スタイルもここ進年で大きく変化しました。その中には、いたずらにスマホを遠ざけるのではなく、学習の中に取り入れようとする動きもあります。実際、現在の教育現場では、全員がタブレットやノートPCを所持しており、授業に取り入れています。勉強アプリやソフトの開発も進み、デジタルデバイスの学習活用も実用的になってきたようにみえます。
実際の受験生たちはスマホやアプリなどに対してどのような意見を持っているでしょうか。そもそも、スマートフォンは勉強に役に立つのでしょうか。
今回は、東大生30人にインタビューを行い、「スマホに入れないほうがいいアプリ」と「そもそも勉強にスマホを活用すべきか」を尋ねました。