インバウンド“活況”の裏で国内旅行は低迷…業界全体の危機をどうする?

市場の縮小が進む中、足元では働き手が不足しサービスの供給が追いつかない――。そんな複合的危機に直面しているのが日本の観光業だ。

たしかに今はインバウンド(海外からの観光客)の急増で華やかな報道が目立つ。しかし、一部の観光地へ旅行客が集中するオーバーツーリズムの弊害まで指摘される一方、少子高齢化が影響し国内の旅行需要はコロナ禍からの回復が遅れている。

タクシー不足に象徴される働き手不足も深刻化し、業界全体が従来の枠組みだけでは持続不可能になるとみられているのだ。

待ったなしの危機に、業界のメーンプレーヤーたちは最前線でどう立ち向かっているのだろうか?

小規模事業者も多い観光業の現場では、それなりの初期投資を必要とするシステム化や、広く地域を巻き込んだ取り組みなどが後手に回りがちだといわれている。

こうした業界全体の大問題を解決するため、取引先の宿泊施設や観光施設、小売店などに対してDX等での支援を行っているのが旅行業最大手のJTBだ。

同世代の経営学者と経営者が、日本の次世代のために真剣討論!

JTB 山北栄二郎氏・一橋ビジネススクール 楠木建氏
(写真左)JTB 山北栄二郎氏/(写真右)一橋ビジネススクール 楠木建氏

JTBは個別の取引先への支援だけではなく、長野県松本市や香川県の小豆島などを舞台に、地域における包括的な取り組みもスタートさせるという。

業界を巻き込むこうした事例からは、働き手不足や消費の減少に悩む他の産業にも役立つ、有益な情報が見つかるはずだ。

11月28日(木)、「PRESIDENT祭2025」のオープニングセッションには、日本を代表する経営学者の楠木建氏と、交流創造事業を事業ドメインとするJTBの山北栄二郎社長が登壇し、観光業界の現状をもとに「未来の日本経済」を論じ合う。

1964年生まれの楠木氏と、1963年生まれの山北氏。同世代の二人が、次の時代のために知恵を出し合う75分。ぜひ会場にお越しになり、ともに日本の未来を考えましょう!

開催概要

日時:2024年11月28日(木)
開場・受付 12:30 開演 13:00 終了 19:20(予定)

会場イイノホール
東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング4F
●東京メトロ 日比谷線・千代田線 「霞ケ関」駅 C4出口直結
●東京メトロ 丸ノ内線 「霞ケ関」駅 B2出口 徒歩5分
●東京メトロ 銀座線 「虎ノ門」駅 9番出口 徒歩3分
●都営地下鉄 三田線 「内幸町」駅 A7出口徒歩3分

参加費:1,500円
※オンライン配信の予定はございません。

定員:350名
※定員になり次第、締切となります。

主催:プレジデント社

協賛:株式会社インターネットイニシアティブ、株式会社KAKEAI、日本たばこ産業株式会社、株式会社日立ソリューションズ、株式会社みずほフィナンシャルグループ

※イベントレジストをはじめてご利用の場合、来場のお申込みに新規会員登録が必要です。
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本講演の留意点

タイムスケジュールについて
タイムスケジュールなどは予告なく一部変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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イベント当日は記録・広報等のため、動画・写真の撮影を行います。撮影した素材は弊社メディアでの配信や掲載に使用する場合がございます。予めご了承ください。

参加者の撮影・録音・録画について
講演中の撮影・録音・録画は一切お断りしております。予めご了承ください。

(文=面澤 淳市)
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