読者に直接呼びかける
たとえば「裏ワザ」「必殺技」など、少し意味深なワードを使うことで、より読者は興味を持ちます。「お風呂掃除がはかどる4つの裏ワザ」となりました。
さらに「お風呂」というワードに着目します。
たとえば「バスルーム」。「バスルーム掃除がはかどる4つの裏ワザ」とすると、少しおしゃれな雰囲気が漂います。20~30代向けの一人暮らしの女性に響くかもしれませんね。
そして「はかどる」だけではさみしいので、「超」を入れてみます。
「バスルーム掃除が超はかどる4つの裏ワザ」。これでまた、タイトルに飛びつく人が増えるでしょう。
仕上げに、タイトル冒頭で読者に呼びかけます。お風呂掃除を嫌がる人は……そう「ズボラ」ですね。ズボラな方に直接呼びかけます。「ズボラ必見! バスルーム掃除が超はかどる4つの裏ワザ」。これでいかがでしょうか。
元のタイトル「お風呂掃除がはかどる4つの方法」よりはるかに魅力的で読みたくなるタイトルになりましたね。
マネー系のタイトルもここまで磨く
BEFORE 新NISAで買うべき銘柄はコレ‼
AFTER 新NISAで資産が10倍になるたった1つの銘柄とは
次はブームの到来でますます興味を持つ人が増えた、投資の記事タイトルを作ってみましょう。
「新NISAで買うべき銘柄はコレ‼」というタイトルをさらに磨いてみます。
投資を行うことで読者が得られるメリットは何でしょうか。たとえば「資産が10倍になる」「老後に安心できる」「億り人になれる」などが挙げられます。ここでは数字が入っている「資産が10倍になる」を使っていきます。「新NISAで資産が10倍になる銘柄はコレ‼」になりました。
まだ磨く余地はあります。文末の「~はコレ‼」は勢いがあるものの、イマイチ具体性に欠けます。前提として「!」の2つ使いはカジュアルすぎて、やや素人の印象を与えます。使う場合は、1つにとどめましょう。
さらに、文末に「!」あるいは「?」を置くのは、トレンドではありません。やや流行遅れなタイトルになるので、「~はコレ‼」は潔くカットし、「~とは」で締めましょう。これでいくぶん知的な雰囲気になります。「新NISAで資産が10倍になる銘柄とは」になりました。
できればもう一つ数字を使いたいところです。単独の銘柄を推す記事なら「たった1つの」という言葉も絶大なパワーを発揮します。「新NISAで資産が10倍になるたった1つの銘柄とは」。これでいかがでしょうか。
元のタイトル「新NISAで買うべき銘柄はコレ‼」より、はるかに魅力的で、読みたくなるタイトルに変わりましたね。