ビジネスマンが料理を極めることは「一石四鳥」

料理をすれば、当然、失敗もあります。次はこうしてみよう、ああしてみよう、と失敗から学び、修正し、工夫し、次回に活かしていけば、だんだんと完成度が上がっていきます。

弘兼憲史『迷わない生き方』(プレジデント社)

そして何度目かのチャレンジで、自分の思う味、満足できる料理ができたときには、このうえない達成感を味わえることでしょう。

このように料理には、ビジネスに必要な要素がたくさん詰まっています。つまり、料理の腕を磨くことは「ビジネス脳を鍛える」ことにもなる。

さらに、妻帯者であれば奥さんに見直され、独身であればパーティなどの参加者に料理の腕をめられる。

ビジネスマンにとって料理を極めることは、一石二鳥どころか三鳥、四鳥ほどの価値があるのです。

男性は「料理に向いている」

苦手意識がある人もいるでしょうが、男の料理人が多いことからもわかるように、本来、男は料理に向いているのです。

最初からうまくはいきません。

失敗することを前提に、まずは簡単そうな料理から始めてみましょう。

料理に慣れ親しむことは、人生設計にとっても重要なテーマになるはずです。