当初はゲーム用の半導体をつくっていた

2007年頃、東京赤坂にあるエヌビディアの日本法人で開催されたゲーム機用GPU(Graphics Processing Unit)の新製品発表に初めて出掛けた時、いつもの半導体企業の発表会とは様子が違って、筆者は「場違いなところにきてしまった」と思ったことを覚えている。

ゲーム機用のボードとパソコン用のディスプレイが展示されており、当時のいわゆる“パソコンオタク”のようなPC雑誌の記者がとても多い印象だった。それがエヌビディアとの最初の出合いで、当時エヌビディアはゲーム機の画像用のグラフィック半導体チップを作っていたのだった。

その後2011年に、筆者は自動車のダッシュボード向けの高集積SoC(システムオンチップ、System on a chip)「Tegra2」について取材するため、東京のエヌビディアを訪れた。