マネージメント力が試される競技団体

今回のパリ大会はどの球技も解説者が「各国の差が縮まってきた」と話す場面が多かった。

例えば男子バレーではストレート(3–0)で終わる試合が減少。フルセットまでもつれ込む接戦が2016年リオデジャネイロ大会(全38試合)で8%しかなかったのに対し、24年のパリ(全26試合)では35%に増えた。どの競技にもおしなべて存在感を発揮してきた大国ロシア不在の影響はあるものの、スポーツのグローバル化が進み各国が拮抗する流れは加速するだろう。この動きは当然ながら個人を含めた全競技に言えることではある。

その点を考えると、今後は各国における競技団体と競技団体の戦いになるのではないか。そう考えたのは、日本フェンシング協会を以前から取材してきたからだ。