脳番地から見ると、「感情系脳番地」と、記憶や認知に関係する「記憶系脳番地」には強力な関係性があります。左脳感情を取り戻し、発達が遅れていた左脳感情系脳番地が育つことで、「記憶系脳番地」も活発に動き出します。

「好奇心」が働くことで、記憶力も高まっていくのは、脳科学的にも不思議なことではありません。「好奇心」は衰えてきた脳にとっての「起爆剤」であり、記憶力や認知機能を高める「魔法の薬」でもあるのです。

45歳で絶対にやるべきこと「2つ」

「好奇心の欠如」状態に気づき、取り戻すだけ脳の成長を促すために、45歳からのタイミングでやるべきことは、次の2つだけ。

①今の自分が「好奇心の欠如」状態であるという事実に気づくこと
②左脳感情に従って、「失われた好奇心」を取り戻すこと

失われた好奇心を取り戻すには、好奇心いっぱいだった子どもの頃に回帰すればいい。もともと「好奇心」がなかったという人も、新たなタネを見つけて育てればいいのです。

たったこれだけで、毎日が楽しくなり、記憶力も高まって、脳は成長し、最高の生き方になる――。

「もう歳だから」…は今日で終わり

「好奇心」の復活にはお金もかからないし、「脳トレ」も「脳活」も必要ありません。「好奇心」は自分自身で、際限なく、いつでもいくつでも、つくり出すことができるものです。

年齢制限もありません。脳はいくつになっても成長する器官ですから、「もう歳だから」とあきらめる必要はないのです。

いつまでも若々しく、人生で成功を収めている人の多くは、「左脳感情」に忠実で、「自分がやりたいからやるんだ」という、自分の「好奇心」を貫き通している人たち、最強の「好奇心脳」を手に入れた人たちなのです。

このことをぜひ覚えておいてください。

【関連記事】
ネトフリで懐かしの映画ばかり再生は最悪…和田秀樹「2週間に1回行けば脳が活性化し9年も寿命伸びる場所」
「何のために生きているかわからない」天涯孤独の40代相談者にカウンセラーが勧めた「意外な日課」
「これがある人はメンタル不調になりにくい」外資系産業医は知っている"ハードな職場でも元気な人"の共通点
見た目年齢の差はあっという間に開く…和田秀樹「若く見える人、老け込む人」を分ける"たった1つ"の要素
仕事もない、話し相手もいない、やる事もない…これから日本で大量発生する「独り身高齢男性」という大問題