株式特有の脆弱さを分散させるには

特に重要なのは、ファイナンス理論的には資産分散です。

何のために分散投資をするかといえば、景気・社会情勢・災害・地政学の異変に対して“異なる動きをする資産”に分散することで、突発的な異変に対して目減りしにくい資産運用を確保するためです。仮に、株式しか保有していないとなると、たとえ銘柄分散をしたとしても、景気悪化や地政学リスクに対して“株式特有の脆弱さ”によってもたらされるリスクを分散できません。

「有事の時のゴールド買い」「景気悪化に備えての債券買い」という言葉を聞くことがありますが、これは、社会的な異変に対するそれぞれの資産の強みを示した言葉でしょう。私は、この資産分散こそが、突発的なリスクに対して投資家が出来る最大の防御だと考えています。